シャコタンにするだけで、この存在感

撮影日:2017年1月29日
イベント:ニューイヤーミーティング2017(東京都)
ナンバー:茨城県

NISSAN VIOLET
バイオレット(710型:1973年〜1977年)

 70年代後半の街道レーサー時代によく見かけた、710バイオレット。当時から原型がなくなるような改造を施すオーナーは少数だったが、車高を落として深リムのホイール+レーシングタイヤを履かせるだけで、怖いヤンキーのセンパイが乗っているようなオーラを放つ不思議な魅力を持っていた。
 ボディ形状は4ドアセダンと2ドアセダン、そしてこちらの2ドアハードトップの3種類。カラーリングは渋みのあるモスグリーン系でサイドには滑らかなラインを走らせる。

 前後のバンパーは当時流行ったボディ同色塗装仕上げ、グリルや窓枠などのメッキは徹底的にブラックアウト。窓枠まで黒で塗装するワザは、全体がシャキッとしたような感じが出て人気があった。
 ホイールはかなり珍しいリバーサイドR101。センターキャップまで揃った逸品は、なかなかお目にかかれない。エアロに関しては何も付けず、社外品の小物はナポレオンバッカミラーのみ。これぞシンプルの極。