重心が低いファストバッククーペの初代セルボ

撮影日:2018年4月22日
イベント:第9回旧車ミーティング(広島県)
ナンバー:福岡県

SUZUKI CERVO
セルボ(SS20型:1977年〜1982年)

エンジンが360ccから新規格の550ccに移行するにあたり、スタイリッシュなフォルムを持つフロンテクーペの後継としてデビューしたのが初代セルボ。エンジンは2ストだから、マフラーを交換することで独特のサウンドを放つ。グラチャン全盛期はなぜか茨城で人気があり、シルエットフェンダーやロングノーズでボリュームを増したヤンチャなセルボを多く目にした。

こちらのセルボはノーマルの雰囲気を残しながら、チンスポの装着やフェンダーミラーの交換などでさり気なく違いを出している。初心者マークのフチを切り離しているが、これは街道レーサー全盛期に流行ったワザだ。ホイールはエクイップの軽自動車向けサイズで、当時のKカーは10インチがスタンダード。ここまで状態が良いモノは珍しい。