チューニングの基本はソレ・タコ・デュアル
パーツ名:ソレ・タコ・デュアル
流行時期:1970年後半〜
日産のL型やトヨタのT型など、まだコンピュータ制御がなかった頃のエンジンチューニングは、「ソレ・タコ・デュアル」というまるで呪文みたいな名を持つ三種の神器が定番とされていた。いわゆるキャブレターとエキゾーストマニホールド、マフラー交換のことである。「ソレ」がキャブレターのことで、キャブを開発していたフランスのソレックスという社名の由来となっている。日本では三国工業がライセンス生産していたので、ミクニソレックスとも呼ばれた。
総称「タコ」はエキマニのことで、タコ足とも呼ばれる。その名の由来は排気効率向上のために、パイプがタコの足のように曲がった形状だから。そして「デュアル」は2本出し形式のマフラーのこと。どちらもトラスト製が大人気で、その後の大手チューニングパーツメーカーとしての礎を築いた。