硬派な旧車に履かせるならやっぱりコレ

メーカー名:レーシングサービスワタナベ
ホイール名:エイトスポーク
発売時期:1968年

走りに力を入れた硬派な旧車に似合うホイールが、レーシングサービスワタナベの「エイトスポーク」。クルマ好きの間では「ワタナベ」の名称で通用してしまう、長い歴史を持つ8本スポークホイールである。このホイールは代表の渡辺氏が自ら設計・製作したレーシングカーに履かせるため、マグネシウム素材で作ったのが始まり。高価なマグネシウムを採用した理由は、何と言っても軽いこと。ファッション性だけでなく、機能性も追求しているのだ。

ハコスカやS30Zのエンジンチューンされた正統派のレーシング仕様車に装備されることが多く、日産系旧車のド定番。なぜか商品名ではなくRSワタナベとメーカー名で称されることも多い。ロゴマークとして使われている三羽の鶴は、ワタナベの本社がある横浜市「鶴」見区とかけている。現在でも8本スポークの意匠を守りながら、様々なモデルを開発。素材はアルミとマグネシウムの2種類をラインナップ。デザインこそ変化はないが、素材や製造方法は日々進化している。ちなみに人気漫画「頭文字藤原拓海が乗るAE86トレノが履いているホイールもエイトスポークである。