走り屋らしさを感じる通好みのイジリ方

撮影日:2016年11月13日
イベント:旧車エキスポ(大阪府)
ナンバー:大阪府

TOYOTA COROLLA
カローラ(TE71型:1979年〜1987年)

 昔も今も「大衆車」というイメージが強いトヨタ・カローラ。しかし4代目となるこの70系はスポーツグレードの「GT」が設定されており、エンジンは2T-GEU型を搭載。さらにカローラ最後のFR駆動ということもあり、どちらかと言えば街道レーサーよりも走り屋に好まれていたモデルである。90年代前半はド派手な色にオールペンしてフロントにキャンバーを効かせた仕様を、同型のスプリンターやKP61スターレットと共に峠で良く目にしたものだ。
 このTE71カローラは、当時のトレンドである角型ヘッドライトを採用した後期型(前期は丸目)。オーナーは余計なスポイラーは付けず、純正のスタイルを生かしたイジり方を楽しんでいる様子。また、フェンダーミラーのままというのもこだわりを感じる。唯一の主張と言えるのがオーバーフェンダーだが、カローラのフォルムを崩すことなくワイド化されているのが好印象。シートはブリッドのバケットタイプに交換されていることから、実際に走りも楽しんでいるのだろうか。