ボディ形状にジャストな角型フェンダー
撮影日:2016年11月13日
イベント:旧車エキスポ(大阪府)
ナンバー:長野県
NISSAN SILVIA
シルビア(S110型:1979年〜1983年)
80年代はあらゆる層から改造のベースに引っ張りだこだったS110シルビア。ボディ形状は写真の2ドアハードトップ、3ドアハッチバックの2種類。兄弟車として日産モーター店系列からガゼールが販売されていた。このシルビアを見ると、グラチャンや某サービスエリアをはじめとした80年代半ばの「突然お祭り」にいそうなリアルな仕上がり。それはフェンダーを見ると良く分かるが、セミワークスやサバンナワークスではなく、「角フェン」と呼ばれる角型のオーバーフェンダーをビス留め。シルビアのラリー車などに装備されていた専用品である。
サイドを走るイナズマラインは、当時スーパーシルエットレースで活躍した同型の星野シルビアシルエットを彷彿とさせる。ボンネットは加工してロングノーズとなっているが、フェンダーまで触らずボンネットだけで完結させている。形状によってはキバノーズとも、クチバシノーズとも呼ばれていた。小振りフェンダースポイラーはドアミラー化した時のフェンダーミラーの装着穴を隠すのに重宝したものだ。