東名を法定速度×3倍近いスピードで激走

このセリカXX 2800GTは2台目の愛車で《BREAK OUT》の先輩から譲ってもらったもの。2.8改3.1L、Garrett TO4Eタービン、鍛造83φピストン、ヘッド周り加工、追加インジェクター420cc×3、インタークーラー、オイルクーラー、ウエストゲート、リリーフバルブ、レグルスフルエアロ、他多数…など。ブースト1.1kg/cmで328.9ps。今でこそ大したパワーではないけど、当時はなかなかの数値でCAR BOY誌のランキングにも乗りました。いわゆるドッカンターボで扱い難いエンジンでしたね。東名高速を法定速度×3倍近いスピードで走ってたらルーフスポイラーがもげて飛んでいきました。当時、スーパーカーに憧れてリトラクタブルライトのセリカXXに乗っていましたが、今見てもカッコ良い車だと思います。30年前の写真です。

ちなみに初めて買った車が、このセリカXX 2000GT(中古)。毎週末、首都高C1外周り、大垂水峠、30mゼロヨンのどこかに行ってました。いじったのはホイールとマフラー程度。しかし《BREAK OUT》というセリカXXとSupraのチームに入りチューニングにどっぷりハマっていきました。ただ、元気に走るということはその代償も大きく最後の写真のように無残な姿になってしまいました。

3台目のサバンナRX-7(FC3S)が初めての新車…だったのですが、呪われた車でした…。納車して3日目くらいに猫をひいちゃいました。その時は正直、可哀想よりせっかくの新車…という気持ちでした。それから事故が続きました。写真のようにガードレール突き破ったり、一般道で突っ込まれたり、当時の彼女(後の嫁)の運転で事故ったり…。元旦に首都高で事故って、交通安全のお払い帰りにまた事故り、しかも修理から上がった日の2回目の事故に。その数1年間でなんと10回も。乗ってるより修理工場に入っている方が多かったです。知り合いから「この車おかしい。相性悪いから手放せ」といわれても乗っていましたが、修理から戻った日に所沢のマルイの地下駐車場に入る時に突然ブレーキが効かなくなって壁に激突。さすがに手放しました。残ったのはローンだけ。猫ちゃん、ごめんなさい。

4台目もFC3SのRC-7インフィニ。限定車で最初からマツダスピードバケットシート、BBSホイール、機械式LSD、ストラットバーetcが標準装備されていた2シーターモデルです。まぁ最初からRX-7のリヤシートは大人が座れるスペースはなくて実質2シーターでしたけどね。マフラーはナイトスポーツフルデュアルマフラー(触媒レス)。いい車でしたが、中央道でスピンして写真のようになってしまいました。

5台目はスカイラインGT-R(BNR32)最初の頃は首都高C1外周りを走ってました(6分前半だったと思う)。途中で良識ある大人になって(笑)、ストリートからサーキットに転向。首都高ではそこそこ走れたが、サーキットではお話にならない。特にブレーキと冷却系。コンピュータはダンディで現車合わせで書き換え、HKSパワーフロー、TRUST等長フロントパイプ、触媒ストレート、アペックスN1マフラー、FJ20用アスベストクラッチ板、アペックス車高調、エンドレスブレーキパッド、N1用ローター、レカロシート×2、トルクスプリットコントローラー、ニスモバンパー、インタークーラーエアガイド、TRUSTインタークーラー、TRUSTオイルクーラー、柿本ラジエーター、VOLKグループA17インチ。この仕様でブースト1.2kg/cm、430psでした。

現在は35GT-Rで富士スピードウェイを走っています。32Rはあちこちいじらないとサーキット走行に耐えられなかったけど、35Rはそのままでサーキット走行できます。富士の本コースでは少しブレーキが柔くなった程度。凄い車だと思う。しっかりメンテして大事に長く乗り続けたいと思います。(東京都:土屋圭二郎)