猛々しさが伝わってくるバンパーレスのブルU

撮影日:2018年1月28日
イベント:ニューイヤーミーティング2018(東京都)
ナンバー:茨城県

NISSAN BLUEBIRD U
ブルーバードU(610型:1971年〜1976年)

 510の廉価モデルを継続生産したまま「ブルーバードU」の名でデビューした610ブルーバード。「ブルU」の愛称で親しまれ、L20エンジンを搭載した2000GTシリーズは、ウインカーの横にサメエラのようなダクト風のラインが入っていることから「サメブル」と呼ばれた。

 カワサキのライムグリーンを連想させる明るいグリーンでオールペンされたこの610ブルーバードは、ヘッドライトのベゼルと一体化したようなウインカーの形状が特徴の後期型。レーシングスタイルを意識したのか、前後のバンパーを外してたくましさを主張。テールランプのパネルまで取っ払っている。
 スポイラーはフロントにチンスポ、トランクに3分割のハネをセット。トランクを開閉できるように、カギ穴の逃げを作ってあるのが面白い。フェンダーはツヤ消し黒で塗られたサバンナワークス。ボディカラーとは別の色で塗ることにより、フェンダーのワイド感が際立つ。