WRCラリー参戦のために開発された240RS

撮影日:2017年1月29日
イベント:ニューイヤーミーティング(東京都)
ナンバー:三重県

NISSAN SILVIA
シルビア(S110型:1979年〜1983年)

 日産が「WRC」こと世界ラリー選手権への参戦を目的にベース車となるホモロゲーションモデルとして生産されたのが240RS。ベースはS110シルビアの2ドアハードトップ。外装からしてノーマルとの違いは歴然で、冷却効果を考慮したデザインのフロントバンパーや角型のオーバーフェンダー、放熱性を高めるルーバー入りのボンネットなど多くの専用パーツが装備されている。

 エンジンも240RS専用に開発された、車名の由来にもなっている2.4リッター・240馬力のFJ24を搭載。WRCには1983〜1986年に参戦し、最高2位という優秀な成績を収めている。生産台数200台の内訳は左ハンドル150台、右ハンドル50台と言われているが、撮影車両は希少な右ハンドル。今でも愛好家が多く、ナンバーを取得した現役車両をハチマル系イベントで見る機会も少なくない。