軽さがウリだったトヨタの2シータースポーツ

撮影日:2018年2月17日
イベント:Nostalgic2days(神奈川県)

TOYOTA SPORTS800
トヨタ・スポーツ800(UP15型:1965年〜1969年)

 当時の大衆車、パブリカのコンポーネントを多用して開発されたトヨタ・スポーツ800。「ヨタハチ」の愛車で親しまれた名車である。非力なパブリカをベースに排気量アップ&ツインキャブレターで強化したエンジンを使用し、車両重量を580㎏まで抑える徹底した軽量化により高い性能を発揮した。

 日本でのモータースポーツ黎明期に開催された全日本自動車クラブ選手権レース(1965年)では、当時ライバルとされていたホンダ・S800に大きく差を付けて優勝。そのドライバーである浮谷東次郎の名を各方面に轟かせた、伝説のレースとして知られている。

 こちらのヨタハチはクラシックカーのレストアを得意とする、栃木県宇都宮市の四ツ葉オートが出展。浮谷が乗っていた仕様を忠実に再現したレプリカで、チェッカーを用いたラインデカールが目を引く。