麻溝台レーシングの330セドは流用上手

発売:1986年8月号
車種:セドリックSGL-E 1976年式

多くの有名車を輩出した神奈川の麻溝台レーシング。86年8月号の表紙車、330セドリックも同チームのメンバーである。リアの車高を上げてホットロッドスタイルで決めたエクステリアは、他車種の純正パーツを活用してオリジナリティのある仕様を作り上げた。まずグリルは10ソアラ前期用、ボンネットのエアスクープはZ31フェアレディZ用を装着。リアまわりを見るとジャパンの丸4灯テールを移植し、両サイドのマーカーランプはセリカXX用。表紙では伝わらないのが残念だが、テールランプの自然なインストールは見応えがある。フェンダーはケンメリGT-R用をパテ埋めしており、リアのドアに切り込みを入れているためドアは開閉可能。ホイールはSSR・マークⅠ、タイヤはダンロップCR88。内装はモモ・キャバリーのステアリングとシャンデリア、そして当時はまだ珍しいテレビも装備する。