やっつけ的な仕様ではない本気のオープン

発売:1986年2月号
車種:シルビアLSX1800 1980年式

捨てるつもりで屋根を切ってお祭り仕様を作ってしまうオーナーも多かったが、このシルビアはただ屋根を切っただけではなく、細部をキッチリと仕上げているのが好印象。表紙では分かりにくいがボディカラーはシルバーをベースに、グリーンやピンクなど様々な色に輝くアストロフレーク塗装を施している。フロントスポイラーは25㎝延長した特注品、サイドステップは自作、リアはヒロのマッドガードをチョイス。ウイングも特注で、60㎝も延長している。これらのパーツとワークスフェンダーはすべてパテ埋めしているため一体感があり、しかもドアとドアノブまでパテ埋めしている。内装はオールホワイトチンチラ張りで、雪が積もったかのようなインパクトを放つ。残念ながらシルビアは表紙を飾った時点で強制廃車になってしまったが、オーナーは満足気だった。