押し出し感の強いY30マスクに顔面移植

撮影日:2016年11月13日
イベント:旧車エキスポ(大阪府)
ナンバー:岡山県

NISSAN LAUREL
ローレル(C230型:1977年〜1980年)

 有名な兵庫の230ローレル。外装は深みのあるパープル系カラーでのオールペン、ワークス1枚1枚の張り方など、あちこちに丁寧な仕事ぶりが見て取れる。特筆すべきポイントは、Y30グロリアのフロントマスク(ヘッドライト・グリル)を移植していること。他車種の顔面を移植するという改造パターンは80年代からすでに流行っており、クルマを格上に見せるために上級車種のマスクを選ぶオーナーが多かった。他には430セド・グロに110クラウンのグリル、ジャパンに430セド・グロのフロントマスク移植なども当時人気の組み合わせであり、他にも数多くの個性的な顔つきを見ることができた。
 昔は自作で移植する人が多かったのでどうしても細部のアラが目立っていたが、今は板金加工の技術が進んだこともあり、このローレルはY30のライトとグリルがとてもスマートに収まっている。ちなみにY30の前には、430マスクを移植していたとか。