先代から一転、曲面ボディで攻めたB210サニー

撮影日:2018年4月22日
イベント:第9回旧車ミーティング(広島県)
ナンバー:広島県

NISSAN SUNNY
サニー(B210型:1973年〜1977年)

角張り感を強調したB110系に対し、曲面を多用したボディラインを持つB210サニー。これは北米市場を意識してのことだが、日本では逆に斬新すぎて評価が分かれたという。中古車市場で人気が高いB110とB310の間に挟まれ、現存台数はそれほど多くない。

この型のサニーには上級モデルの「エクセレント」が設定され、パワーのあるL型エンジン(L14/L16)が搭載されたが、写真の4ドアセダンのようなベーシックなモデルにはA12を採用。このエンジンは長きに渡り生産され、90年代に入ってもサニートラックなどの商用車に用いられてきた名機である。撮影車両はノーマルの良さを色濃く残した希少な1台。ちょっと車高を落として当時モノのSSR・マークⅢを履かせた程度だが、クルマ自体の希少価値もあってこれだけでも十分存在感がある。