手先の器用さも要求されたカッティング

パーツ名:カッティングシート
流行時期:1980年代後半〜1990年代前半

カッティングシートはハデなボディ加工をしなくても、貼るだけで目立てるお手軽なドレスアップアイテムとして80年代から注目を集めた。お決まりはスモークを貼ったウインドウに白のカッティング。サイズ的にそこまで目立つことはないが、一年中貼れるのが魅力。ちょっとしたお祭りとなればボディ全面にカッティングシートを貼って注目度を集めるクルマも多かった。

定番のモチーフは当時流行のアイドルや歌手。有名どころは矢沢永吉やBOφWY、工藤静香など。カッティングは多少手先の器用さは必要となるが、時間を掛けて丁寧に作ればそれなりに目立てた。またコピー機の普及でベースとなる文字や絵柄の拡大を簡単に行うことができ、効率良く作業できるようになったことも流行った要因と言える。