リズミカルに流れる光で魅了したナイトライダー

パーツ名:ナイトライダー
流行時期:1980年代後半

80年代半ばに発売されたクルマ用の光モノ、ナイトライダーをご存じだろうか。今やクルマのアフターパーツでは当たり前のように用いられているLEDを、どこよりも早く取り入れたのが特徴のアイテムだ。しかも驚くべきはLEDが右から左、左から右へと動くように光るのが画期的だった。モチーフは名前の通りアメリカのドラマ「ナイトライダー」に登場した、ナイト2000と呼ばれる知能を持った相棒カー。ベースはポンティアック・トランザムで、フロントバンパーに内蔵された赤のスキャナーが元ネタである。

これまで外装用の光モノはリアバンパーの下に付けるホタルランプなどが流行っていたが、ナイトライダーのように光の主張が強いバータイプの商品は皆無だったため、ナイトシーンでの注目度は満点。エアロ仕様車には相性バツグンで、80年代後半から90年前半にかけてはバニングへの装着率も高かった。