幻想的で視覚的効果も高い水中花シフトノブ

パーツ名:水中花シフトノブ
流行時期:1980年頃

当時は数あるシフトノブの中でもひと際存在感があった水中花シフトノブ。透明感があるアクリルの中に、造花や毛針などが内蔵されているのが特徴。「水中花」という名前の通り、まるでコップに入った水の中に生き生きと咲き誇る花のような見た目は、車内を明るい雰囲気へと導いてくれる。70年代にデコトラで流行り、その後は乗用車へと普及していった。

当時売られていた水中花シフトノブはほとんどがMT用で、AT用はごくわずかに作られた程度で希少価値が高い。改めて見てみると哀愁さえ感じてしまうビジュアルが逆に愛おしく感じるのか、今も多くの旧車乗りに愛されている。現在もトラック用品専門店などが販売しているほか、中身に工夫を凝らしたオリジナル水中花シフトノブを個人で製作・販売している人もいる。