板ッパネやカモメウイングの次は「三分割」
パーツ名:三分割ウイング
流行時期:1970年後半〜
トランクに1つ、その左右に2つ。合わせて3つのパーツで構成されるスポイラーのことを、そのままであるが「3分割ウイング」と呼ぶ。他にも3分割ハネや3ピースウイングなど、様々な名称を持っている。
1975年頃、大阪のショップで後に「ラブラーク」というファミリアなどのエアロブランドを立ち上げた関西スポーツコーナー(通称カンスポ)が、セリカ用として販売したのが始まりと言われている。アメリカではポンティアック・トランザムが純正で3分割ウイングを採用しており、そこからインスパイアされたのではないかと思われる。
基本的にはビスで固定するが、後付け感を嫌ってパテ埋めしてボディと一体化させるオーナーも多かった。その後3分割ウイングはVIPセダンをはじめあらゆるジャンルに広まり、現在も人気が衰えることはない。