日本で初めての3ピース構造アルミホイール

メーカー名:スピードスター
ホイール名:マークⅠ
発売時期:1971年

「1円玉」の愛称で多くの人に親しまれている、スピードスターの「マークⅠ」。その名の由来は、穴がないフラットなディスク面が1円玉のように見えることから。同社初の量産アルミホイールとなるこのマークⅠは1971年に発売を開始し、同社の消滅後がタナベSSR事業部から販売されている超ロングセラーモデル。実に誕生から50年も売れ続けているというのだからスゴイ。

 あまり知られていないが、実はこのモデルが国内初の3ピース構造のアルミホイールである。今となってはスタンダードとなるホイール構造だが、もしこのマークⅠがなければ3ピースが出回るのはもう少し後になったかもしれない。当時はノーマルサイズからレース用の12Jなんていうサイズがあり、また途中からピカピカのバフ仕上げとなったのも人気の要因。初期のマークⅠはまさに1円玉のようなツヤのない見た目だった。現在のラインナップは14・15インチ、特殊PCDにも対応している。