ホイールでその名を知らしめたケーニッヒ

メーカー名:モーデックス
ホイール名:ケーニッヒ
発売時期:1996年

 フェラーリやポルシェなどの高級スポーツカーをグラマラスなワイドボディに仕立てるドイツチューナーのケーニッヒは80年代後半に日本でも一世を風靡。しかし90年代に入ると広島のモーデックスがライセンスを取得し、5本スポークホイール「ケーニッヒ」を開発。日本で「ケーニッヒ=ホイール」というイメージが定着するきっかけとなった。デザインは本家ケーニッヒのOZ製ホイールに近いシンプルな5本スポーク。チューナーという高いブランド力も手伝って、高級セダンを中心に大ブレイク。ラインアップはスタンダードな「JPN」、ピアスボルトの数が若干少ない段リムの「IMP」、他にはジャーマンスポークとジャーマンメッシュをラインナップ。
 同時期に広島のサクセス・ラドからスポークをホワイトで仕上げたケーニッヒモンスターが販売された。そしてモーデックスは1998年から当時VIPセダンで大流行のワイドフェンダーに対応した、最大13Jの「WRV」を販売開始。生産を終えてから長い年月が経った今でも、人気が高いホイールである。ちなみにホイールの製造元は当時のスピードスター(一部モデルは鍛栄舎)。そのため「SSRケーニッヒ」と呼ぶ者が多いが、スピードスターが販売していたホイールではないためその呼び方は誤り。