ジウジアーロがデザインした芸術的クーペ

撮影日:2018年2月17日
イベント:Nostalgic2days(神奈川県)

ISUZU 117COUPE
いすゞ117クーペ(1968年〜1981年)

 全国的にも珍しいいすゞの旧車をメインに扱うショップ、イスズスポーツが出展していた117クーペ。今はトラックでおなじみのいすゞだが、70年代はベレットやジェミニなどスポーティな名車が数多く存在した。そのフラッグシップと言える117クーペは、マイナーチェンジを繰り返しながら13年間も生産された。デザインは当時カロッツェリア・ギアのチーフデザイナーだったジョルジェット・ジウジアーロ。4人乗りの室内空間を確保しつつ滑らかなファストバックスタイルを完成させ、海外でも高い評価を得た。

 初期のモデルは組み立て工程の多くを手作業でまかなっていたことから、「ハンドメイドモデル」と呼ばれていた。こちらの車両は77〜81年まで作られた後期型。角目4灯ヘッドライトとラバーで覆われた前後のバンパーが特徴。いすゞ117クーペは丸目4灯が人気だが、角目4灯も捨てがたい。