あの長谷見昌弘が駆ったチェリークーぺ

撮影日:2018年2月17日
イベント:Nostalgic2days(神奈川県)

NISSAN CHERRY
チェリー(E10型:1970年〜1974年)

 1970年に発売された日産・初代チェリー。発売当初はボディ形状はセダンのみだったが、翌71年に3ドアクーペが追加。ケンメリオーナーの間ではテールランプの流用でおなじみの、あのモデルである。当時の日産ワークスはこのチェリークーペをTS-aレースに参戦するべく、A12エンジンをベースに排気量を1298ccにボアアップ。日本グランプリなどで活躍を見せた。

 こちらの車両は73年に日本グランプリ・TS-aクラスに出場した貴重な1台で、日産座間事業所内の日産ヘリテージコレクションに収蔵されている。ドライバーは現ハセミモータースポーツ代表、長谷見昌弘氏。カラーリングは赤×白ツートン、炎のようなリアクォーターのラインが目を引く。オーバーフェンダーはフロントの方が大きく、迫力がある。空気抵抗を抑えるライトマスクもスパルタンでカッコいい。