生産台数976台のプレミアムロータリー

撮影日:2018年2月17日
イベント:Nostalgic2days(神奈川県)

MAZDA LUCE ROTARY COUPE
ルーチェロータリークーペ(1969年〜1972年)

 1969年にデビューしたマツダ・ルーチェロータリークーペ。コスモスポーツ、ファミリアロータリークーペに次ぐ3台目のロータリーエンジン搭載車である。駆動方式はマツダ初の前輪駆動(FF)、エンジンは新開発の13Aを採用。デザインの原型は当時ジョルジェット・ジウジアーロも在籍していた、イタリアのカロッツェリア・ベルトーネ。

 ラインアップは最上位のスーパーデラックス、スタンダードなデラックスの2種類。前者はエアコンやパワーステアリング、パワーウインドウなど当時としては高級な装備を導入していた。マツダとしては意欲作だったが、スーパーデラックスがクラウンを凌ぐ175万円という高価格設定が災いし、生産台数はわずか976台。こちらの車両はマツダが1年かけてフルレストアした1台。