クラウンで表現したアメリカンテイスト

撮影日:2018年5月27日
イベント:ミチノクレトロカーズセッション(宮城県)
ナンバー:埼玉県

TOYOTA CROWN
クラウン(MS90型:1974年〜1979年)

 先代クジラの商業的失敗をバネに、再び直線基調のスタイリングに戻した5代目クラウン。グラチャン全盛期は年式の古さからベース車を安く手に入れることができ、廃車覚悟でイジり倒す者が多かったモデルである。またメッキをふんだんに使用した大柄なボディだから、こちらの車両のようにアメリカンなカスタムも似合うのである。

 ベースはシャキッとしたフォルムの4ドアセダン。ヘタに手を加えず、メッキのヘッドライトバイザーやスクエア型のドアミラーでノーマルとの違いを出している。ピカピカに磨かれたホイールはアメリカンレーシング。やり過ぎないロワード(ローダウン)も決まっている。内装はノーマルを保っているが、ダッシュの割れもなく非常に状態が良い。ステアリングの形状に時代とともにスタイリッシュさを感じさせる。