初期のVIPセダンブームを盛り上げたY31

撮影日:2018年5月27日
イベント:ミチノクレトロカーズセッション(宮城県)
ナンバー:山形

NISSAN CEDRIC
(セドリックY31型:1987年〜1991年)

 同じY31の型式を持つシーマだけでなく、Y31セドリック&グロリアも根強い人気を持つ。この型から高級志向のブロアムに加え、スポーティに振ったグレード「グランツーリスモ」が追加された。通称「グランツ」。このY31セドリックもベースはグランツで、開口部を大きく広げたフロントバンパーのデザインなどでブロアムと差別化を図った。こちらは前期型で、後期のフロントバンパーに変更されている。

 ホイールはVIPセダン界で一世を風靡したシュティッヒメッシュ。デザインは3タイプあり、こちらはスポークのデザインが鋭いシュティッヒメッシュⅢ。車高もキッチリ落とされ、フロントは若干キャンバーを付けてドッシリとした佇まい。当時感が漂う2本のアンテナも絶妙に似合っている。内装は小径のウッドステアリングが目立つ。