矢沢永吉が大好きだから…「830」

発売:1985年12月号
車種:クレスタ 81年式

 パーツはコテコテだが、ボディカラーの効果でスッキリと仕上がったクレスタが12月号の表紙。大きなデッパとシルエットウイングは自作。あとはワークスを張ればバリバリのチバラギマシンの仲間入りだが、当時エアロ車の間で流行り始めたメッキのフェンダートリムを付けて高級感アップ。ちなみにデッパとウイングは塗装ではなく、白い布を巻いて色付けしたのが斬新。
 デッパのゼッケン「830」は、オーナーが矢沢永吉のファンだから。チラッと見える4本出し竹ヤリも自作で、カニの爪のような形をしているのが特徴。もう普通の竹ヤリでは誰も見向きもしない時代だったから、アイデアが要求された。